
▲蔡英文 公式Twitterより
台湾からこんにちは!
イツマ老師の秘書を務めるMahaです。
最近、台湾でも地震が続いておりましたが、昨日の日本での地震に驚きました。
そして一晩明けた今日、台湾の蔡英文大統領からまた心強いメッセージが届きました。
深く感動したのでこの場を借りて共有いたします。
東北地方にご家族がいらっしゃる方も沢山いると思います。とにかくみなさまの無事と日台の平和をお祈りいたします。
10年前の東北大震災、4歳のとき神戸で経験した26年前の阪神淡路大震災を思い出します。
とても怖く悲しい思い出です。
3.11のときも、たまたま私は台湾にいました。
忘れもしない人生初めての台湾旅行2日目のお昼すぎ、花博のベンチでCOCOのタピオカミルクティーをみんなで回し飲みしていたとき、友達の携帯の情報から日本の地震のことを知りました。
地震のあった翌日、私たちが日本人と分かった瞬間に、バスに乗っていたおばぁちゃんや、道を歩いていたおじさんが「日本大丈夫?家族は大丈夫?」と日本語で優しい言葉をかけてくださったことを今でも思い出します。
熱炒やエビ釣り場など、台湾中のテレビで日本のことが放送されていて、そこには目を覆いたくなるような光景が。それとともに報道されていたのは大混乱にならずに駅に静かに列をつくる日本人の光景を讃える声。どんな状況でも日本人は冷静で秩序を保つ。本当にすごいと。
それを友達が訳してくれたとき、私の中に初めて愛国心というものが芽生えたのを今でも鮮明に覚えています。
日本が好きかどうかという感情より、日本人に生まれてよかったなと人生で初めてあんなにも強く思えた瞬間でした。
日本に帰りしばらくしてから台湾からの支援のことをニュースで知りました。
1人の台湾人と出逢うまでの20年間、私は台湾という国を知りませんでした。どこにあるかも、へたしたら台湾という言葉すら日常の中になかったのです。
日本を好きにさせてくれた台湾、日本を好きでいてくれる台湾に、今では心の底から感謝しているし、これからも私はずっとずっと台湾を好きでいたいと思っています。
これは今地震があったからふと思い出した感情ではなく、私の中にずっとこの感情が消えることはありません。
今年に入り台湾も中規模の地震が続いています。
地震や台風など、さまざまな自然災害をともに乗り越えてきた両国だからこそ、国家や言語の壁を越えて分かり合えるものがあると信じています。
とにかく今はみなさまの無事と日台の平和を心からお祈りいたします。
私のように台湾という国を好きになった人たちが、台湾という国を通して、楽しい時間を共有し、日本にいながらも同じ趣味をもつ仲間をつくって笑い合い、少しでも台湾な時間を感じることができますよう、イツマ台湾中国語教室は言葉のサポート以外にも、イベントや雑貨販売など、さまざまな企画をして参ります。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
