リーホウ!
イツマ台湾中国語教室バイヤー担当のMahaです。
みなさん、1年のうちで1番好きな季節は何ですか?
私はまさにちょうど今、11月に入り風が冷たくなってきた頃の秋がたまらなく好きです。
そして秋と言えば・・何を思い浮かべますか??
紅葉!読書!勉強!スポーツ!食欲の秋!
サンマ、さつまいも、栗、柿、梨、ブドウ…
と、これはもう日本では鉄板の秋ワードですよね。
ちょうど先日、台湾人の友達と台湾と日本の秋の違いについて語り合ったのですが、日本と違うなぁ~!!と初めて知ることがいくつかあったので、今日は日本人目線から台湾の意外な『秋の食べ物』を3つ紹介したいと思います~!

❶蟹xiè
カニ…って日本だと冬のイメージですよね?
気候から考えると、あれ?台湾では秋に食べるの??ってなったのですが、なんと台湾には世界の1/10の種類のカニが生息していると言われるほどカニの種類が豊富だそう!!中でも台湾北部でとれる天然蟹『萬里蟹 wàn lǐ xiè』が有名で、旬は冬ではなく秋。日本で秋になったらサンマを食べるくらいの感覚でこの時期になるとみんなカニを食べるのだとか。
日本で言う子持ちししゃものように、お腹に卵が入ったままカニを食べるのが好きな人も多いそうです~!へぇ~!

❷文旦wén dàn
確かに、日本でも水晶文旦の旬は秋だけど、秋の果物といえば柿や梨に人気奪われがち(笑)
台湾では、中秋節のときに文旦を食べるのがお決まりのようで、理由は台湾の文旦と柚子は形が似ていて『柚子yòu zǐ (有子=子供がいる)の発音』に似ていることから、子宝に恵まれるという縁起のよい食べ物として認識されているそうです。って、そもそも台湾では文旦のことを柚子と呼んだりもするくらい形が似ていて、日本人の思い浮かべる柚子と台湾の柚子は全く違ったイメージの果物だったなんて…知らなかった。

❸月餅yuè bǐng
これは台湾や日本の中華街などでもよく見かけるので目にしたことがある人も多いはず。
しかし台湾人がなぜ中秋節に月餅を食べるのかを知っていますか?
その理由の一つに、月を見たてた丸い月餅の形が、『家族の輪』『家族団らん』の意味を持つからだそうです。
縁起の良いもの大好き台湾人!元宵節の湯圓といい、確かに丸いもの=縁起が良いという認識がありますよね。
日本では、お月見の日にお団子を(食べるニッポン人は一体今どのくらいいるのか分かりませんが)食べる感覚で、台湾では中秋節の日に文旦、月餅、BBQを家族みんなで食べる風習が根強く残っています。
家族のつながりが濃く、一家団欒を大切にする文化は日本人の私はいつも感心させられます。
…はい、台湾の秋の味覚は意外でしたか?想定内でしたか?
今年はコロナで台湾行きの便をキャンセルした~という方も多いと思いますが、ぜひ日本にいながらあえて台湾ならではの秋の味覚を楽しんだりしてみるのも、おもしろい秋の楽しみ方かもしれませんね!独特!(笑)
次回は、イベント編!台湾と日本の秋の後楽行事の違いを紹介しますね!
そういえば最近、台湾の通販サイト『博客來』から頼んでいた本が届いたので、読書の秋!ということで、オススメ本の紹介なんかもしたいぁ~と思っています!お楽しみに♪
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日本の中でも、地域によって秋の過ごし方は千差万別ですが、国が違うと気候や文化によって少し違った秋が味わえるのはおもしろいですね。